ご挨拶

 ■個展開催時挨拶
 はじめまして、こんにちは。作曲の光田と申します。
 僕は勿論現代の作曲家ですが、よくイメージされる様な、高度で解りづらい音楽を書いている訳ではありません。古典的なアプローチで、しかし過去の再現ではなく、その延長線上にある音楽を模索しています。

 今回初めての開催となる個展ではかなり古い作品も演奏致しますが、その頃に影響を受けていたのが、フランスの新古典主義音楽、とりわけプーランクの作風でした。近作に通じる、煌めきと透明感を重視した響きの感覚は、この頃形成された様に感じます。
 その後、ジャズや近代手法等を学ぶうち、純邦楽の作品について学ぶ機会がありました。その中で日本の音階、和声とフランス音楽の、偶然の共通性に気付き…自分が追いかけていたのはフランスの風ではなく、実は自国の伝統的な音だったのかも知れない、と考える様になり、そして現在では、耳馴れた西洋的なアプローチと、心に響く日本的なアプローチの同居、と言ったテーマに取り組んでいます。
 今回の個展では、そう言った僕の軌跡を一気に俯瞰して頂けるような楽曲を選び、言わば自己紹介のようなコンサートとなります。懐かしさと新しさを共に感じて頂けるような場になる様努めますので、ちょっと変わった作曲家の作品と触れてみませんか。

 ■CD/DVD発表に寄せて
 諸般の事情より、開催から既に2年が経ってしまいましたが、この度個展を完全収録したCD/DVDを発表することになりました。
 多くの方の協力で実現したあの素敵な時間を、こういった形で多くの方と共有できることを、何よりもうれしく思います。


光田 晋哉(Shinya Mitsuda)

1986年12月22日生まれ。東京学芸大学卒。
高校生の時に作曲を志し、これまで山内雅弘、金田潮兒、川崎太一朗の各氏に師事。
現在はフリーランスの作曲家として、実演用の作品を中心に、演奏団体や劇団等に楽曲を提供。

平松 薫(Kaoru Hiramatsu)

1990年9月28日生まれ。東京学芸大学卒。
4歳の時にピアノを始め、これまで真田美也香、木幡律子、石橋史生の各氏に師事。
第9回厚木楽器ピアノコンクール自由曲部門銅賞受賞。


インフォメーション


「ピアノの息遣いが聞こえるように。」

    CD+DVDで蘇る、初めてのソロコンサート。

    M3-2015春 F21a "Music Pandora"にて頒布
     (イベント頒布価格1,000円)



曲目


   


委託通信販売







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